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ハノイ名物「線路すれすれカフェ」を一掃へ

 


交通運輸省はこのほどハノイ市に対して、ディエンビエンフー(Dien Bien Phu)通り~フンフン(Phung Hung)通りの区間に敷かれた線路脇で営業しているカフェや物販などの店を一掃させるようホアンキエム区、バーディン区、ドンダー区、ハイバーチュン区などに指示した。


 この区間ではレール幅1mの線路が住宅街を通っているが、100年以上前に整備されて以来、現在も柵がなく線路から住宅までの距離も1m程と非常に近い。


 このため、昨今では走行する列車を間近で見物しようと外国人旅行者を中心に多くの人が訪れる観光スポットとなっている。海外のマスメディアで取り上げられるだけでなく、市内観光ツアーのルートに組み込んでいる旅行会社も多い。


 旅行者の増加を受けて線路脇にカフェや物販の店が軒を連ねるようになり、写真や動画撮影の為に線路内に立ち入る市民や旅行者が問題となっている。


 6日にはハノイ市から北部紅河デルタ地方ハイフォン市に向かっていた列車が、線路内に立ち入っていた人を避けるために急停車する事例も起きている。これらの行為は交通安全の規定に違反しており、交通事故が発生する危険性が極めて高いとして露店の一掃が急務となっていた。


 そこで交通運輸省は同市に対して、住民や店主に鉄道の交通安全規定の周知活動と店の一掃を行うよう前述の各区を指導するよう指示した。


 これを受け同市人民委員会は7日、線路脇の店の営業に対する処分に関する文書を関連当局に送付した。それによると、同市人民委員会は各区に対して線路脇で営業する店の取り締まり強化と厳正な処分を進め、12日までに店を一掃するよう指導している。また同市交通運輸局は、12日までに同市人民委員会へ報告を上げなければならない。


 一方、一部の観光分野の専門家は安全対策を講じた上で線路脇の店の営業を維持すべきだとしている。交通分野の専門家の中には「交通安全の規定通りに」とした場合、線路脇でこれまで長年安全に生活してきた住民さえをも立ち退きさせなければならないことを意味すると指摘している。

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